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zoom RSS 「守・破・離」〜言葉のル−ツを辿って・・・

<<   作成日時 : 2009/11/04 21:11   >>

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画像「♪夢が二度かなう〜<蜜蜂と鯨>から<うた>へ 」について
■わけあって「守・破・離」という言葉のル−ツを調べることになりました。

そのきっかけは、『絆が生まれる瞬間』(高野登:ザリツツカ−ルトンホテル社長/かんき出版)を 読んでいて、この言葉が目に留まったことからです。 そのなかではこう書かれています。

「華道の先生に伺ったのですが、お弟子さんを指導するときには、能の『花伝書』にある「守・破・離」という考え方が、 生かされているのだそうです。まず、基本となる・・・・に到達するというのです。」(同書PP195)

確かに、「守・破・離」でキ−ワ−ド検索するといくつかヒットします。
例えばYAHOO知恵袋では、「世阿弥の残した言葉みたいですね」などの書き込みがあります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1015573480
「・・・の言葉をはじめて使ったのは、・・・「能」を育て上げた観阿弥、世阿弥親子だったとのことです。」(思うこと第36話)
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/omoukoto/36-wa-shuhari/36-wa.htm
しかし、これらは、もとは能の世阿弥であろうという伝聞的なHPでの記述で、インターネット上のサイトでは、必ずしも世阿弥と関連する記述ばかりではないようです。

■ それで、示されている『花伝書』で、どう書かれているのだろうかと、「風姿花伝」の原典(現代語訳版)にあたってみたのですが、みつかりません。「序・破・急」という、よく似た言葉がでてきますが、それは、謡曲の構成に触れているもので、 内容的に「守・破・離」とは違います。

■『日本国語大辞典』では、「守・破・離」の項がありました。
「剣道や茶道で、修行上の段階を示したもの。」ということで、意味も明確に書かれています。
でも、引用例として「茶話抄」でのものが紹介されていましたが、 「風姿花伝」につながるような記述はありません。

 『角川茶道大事典 本編』:これによりますと、本来は『甲陽軍艦』などでいわれた兵法用語だったとあります。世阿弥や『花伝書』には触れられておらず、説明文の最後に「能の「序破急」などとともに芸術上の成語としては至言だといえよう。」と結んでいます。(P642)
(☛その意味で、きっかけとなった上記本の記述は、正確ではないと思います。)

■さらに、『守破離の思想』という本があることもわかりました。
見ると「観阿弥と世阿弥の芸心」という章の中で、「序・破・急」「離見の見」とともに、「守・破・離」の考えを読み取ることもできると解釈する人もいるの記述がありました。
「現代人と守破離」の章では、こんな記述も・・・。

「守破離の思想は、能楽、茶道、武術など技芸などの中でのみ尊ばれ、受け継がれてきたものではあるが、これは社会生活の何処にでも通ずる思想であって、技芸人の独占物と決めつけるわけにはいかない。」

 こうしてみると、ル−ツは定かではないものの、なかなか意味深い言葉に出会ったことになるようです。

絆が生まれる瞬間
かんき出版
高野 登

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