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zoom RSS セレンディピティ的体験とは?

<<   作成日時 : 2009/12/21 23:20   >>

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画像 「セレンディピティ(serendipity)」という言葉をご存知ですか?

手持ちの英和辞典で調べると、「ものをうまく見つけ出す能力、不思議な発見力」となっています。今回、この言葉に出会ったのは、今ビジネス界で注目されている勝間和代さんが新聞のコラムで紹介されていたのがきっかけです。その語源となったのが、この「セレンディップの三人の王子たち」というペルシアのおとぎ話だそうです。

 「むかし、王たちが賢こく、重要な問題を話し合いによって解決していたよき時代のこと、
  東方の国セレンディップにジャッフェルという偉大な王がいた。
  王には三人の王子がおり、いずれも同じように品格をそなえ、賢いので、将来を期待されていた。」

こうして物語が始まります。「セレンディップ」というのは、現在のスリランカ(以前はセイロン)の古い名前です。
そのセレンディップの三王子は、息子たちの教育を目的に、王の命により旅に出ます。
当時、偉大にして強力なベ−ラム皇帝の国に入った三王子は、ずばぬけた機転によってラクダ泥棒の疑いを晴らすとともに、皇帝の命をも救います。こうして信頼を得た三人は、奪われたベ−ラムの宝<正義の鏡>を取り戻すため、インドへ向けて再び旅に出ます―――。
そして、さまざまな苦難を乗り越えながら、自分が統治する国と配偶者を見つけていくのです。

  王子たちの旅立ち/消えたナクダ/もれた秘密/正義の鏡/美少女ディリウム/
 恐怖の右手/女王のなぞかけ 倉庫いっぱいの塩/五つの卵を割らずに三人に平等に分ける/
 皇帝の病 たましい入れかえの術/王妃と猿まわし/金のライオンの像/王子たちの帰国/
 しかけられた戦争/羊飼いのセリ−ナ/あたらしい王の誕生

18世紀のイギリス作家・ウォルポ−ルがこの物語を読み、それがきっかけで「セレンディピティ」という言葉が生まれます。訳者による解説では、「セレンディピテイ」とは、「偶然と才気によって、探してもいなかったものを発見すること」「偶然と才気による予期しない発見」として、その例示に、第一回ノ−ベル賞であるX線の発見をあげています。

「セレンディピティ的発見の鍵は、偶然を生かすことができるかどうかで、それは実験や観察をする人たちの心構えしだいです。周囲のできごとを注意深く観察し、それに瞬間的に無心に反応する心がつねに備わっていることが必要(先入観は禁物)。気づいた偶然を解析する能力と根性をもっていることが十分条件。科学の分野だけではなく、日常生活に起こりうる。」

 勝間氏によれば、「日本語に訳すと偶然力。私はこれを、不運を幸福に、幸福を実力に変える力」と解釈されています。もとの語源からすると、やや独自の意味を付加されているようにも感じますが・・・。

 その他、セレンディップ国のジャッフェル王が三人の王子に言い聞かせた為政者としての心構えも印象的です。

  神に対して畏敬の念をいだくこと/兄弟たちを自分のこどものような気くばりをすること/
  困っている人びとを救済すること/老人をうやまうこと/
  迫害される罪なき人びとを救済すること/罪人を罰すること/国民に平和と富をもたらすこと 

 いずれにしても、“人生を変えるコトバ”「セレンディピティ」に思いを巡らせられる一冊です。


  *朝日新聞be 2009.11/21付け コラム 「勝間和代の人生を変えるコトバ」より

セレンディップの三人の王子たち―ペルシアのおとぎ話 (偕成社文庫)
偕成社

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