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zoom RSS もう一つの岩手〜「遠野物語」

<<   作成日時 : 2010/02/08 20:35   >>

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画像宮沢賢治記念館を訪ねて・・・」について
■今年は、日本民俗学の出発点といわれる「遠野物語」発刊からちょうど100年。

「遠野物語は、遠野出身の佐々木喜善が大学生の頃に、柳田國男にふるさとの伝承を話して聞かせたことがきっかけで誕生しました。遠野の地勢や神々の由来、天狗、カッパ、ザシキワラシなど、遠野に伝わる不思議な119話にまとめられています。遠野三山が見守る盆地を舞台に、次々と語られる物語は、当時の人々の暮らしぶりや、風習・文化などを、一世紀後の現代に伝えてくれます。」(岩手県紹介パンフレットより)

 岩手訪問をきっかけに、この本を手にした。
 柳田國男や佐々木喜善の生い立ちや人となり、遠野という地域特性、そして遠野物語・・・「小学上級から」とあるが、大人にとっても恰好の入門書である(1980年出版)。

 ○遠野物語生まれる:サムトの風ばんば/人とのめぐりあい/一まいの絵馬を見て/
  だれも通ったことのない道/冬の夜の里ばなし/うまの背にゆられて/日本のグリム

 ○春−山の中のふしぎ:トオヌップ盆地/民話はひとりぼっちではない/マヨイガ/
  ふえふき三太とオイヌ/鉄砲の名人、ハヤト

 ○夏−民話の里めぐり:オシラサマをまつる/ひめとうまのものがたり/
  きつねと嘉兵衛じいさん/遠野のかっぱは顔が赤い/ザシキボッコにザシキメラシ/川のせせらぎ、小鳥の声

 ○夏から冬へ−あやかしの術:自然へのいのり/天狗のじまん/空をとんだ話 鳥ごぜん/
  雲をつく大入道/満月の夜の雪女/早池峰の天の花/未来にむかって
 
■民俗学とは・・・・
○信仰、行事、昔話、民謡、言い伝えなどの伝承文化が、どのように移り変わり、伝えられてきたかを、時代時代の人々の意識を通してさぐり、その意味を考えようとする学問

○歴史の表面に現れた数少ない有名な人たちではなく、その下に埋もれて生き、死んでいった、名も知れない大勢の人々(=常民(じょうみん))の暮らしにこそ、本当の日本人の姿がある、心がある。その常民の暮らしの移り変わりを掘り起こし、暮らしの底にひそむ心をさぐる学問 

○昔のことを探るだけが目的ではない。祖先から伝わる常民の暮らしから、日本人とはなにか、日本人の幸福とはなんであるかを、未来にむかって問いかける学問 

 遠野の古老から聞いて記録に残した佐々木喜善を、国文学者・金田一京助は「日本のグリム」と評したといわれている。学問としてのとらえ方もさることながら、まずは書名にあるように「物語」として楽しみたい。

■「遠野物語」の初版のとびらには「この書を外国にある人々に呈す」と記されている。
「外国の文化を学ぶことも大切だけれど、日本と日本人のほんとうの心も知らなくてはいけない、この本をみよ、という思い」があったのではと解説されている。
 日清戦争に続き日露戦争に勝利した日本が、世界における“一等国”としての存在を誇示しつつある時代である。そんな時代背景も視野に入れつつ、この物語の世界を辿ってみてはいかが。


(注):表紙は、鳥ごぜんが空をとんだお話と小正月の満月の夜の雪女のお話の絵です。
遠野物語の国へ
講談社
平野 直

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