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zoom RSS 大切なことを気づかせてくれる一冊

<<   作成日時 : 2011/04/23 14:50   >>

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画像■メディアが流す情報を鵜呑みにしていては、社会の真実は見えてこない。
9・11以後のアメリカで、人々の恐怖心と競争を煽ってきたメディアの実態を実際に体験し、取材してきた著者が、「情報を読み解く力」を身につける大切さを若い世代に向けて解説する。

   戦争の作りかた―三つの簡単なステップ/教育がビジネスになる/
   メディアがみせるイメージはウソ?ホント?/社会は変えられる

『ルポ貧困大国アメリカ』の著作でも知られる著者は、米国での勤務中に9・11同時多発テロに遭遇し、以後、日米を行き来しながらジャーナリストとして活躍しておられる。

■警句ともいえる印象的な言葉がポンポンと目に飛び込んでくる。

○情報を遮断された村人たちが暗い森にいる姿のないモンスタ−に怯え続けたように、実態のない敵に対する恐怖に支配され、判断力を失い、何も考えず「掟」にしたがってさえいれば安全だと信じこむことの恐ろしさ。愚かさ。

○「恐怖」はそれをうまく操ることによって、果てしなく利益を生む巨大なビジネスになる。→美容業界 保険業界 軍事産業(死の商人)・・・

○戦争を作り出す三つのタイプ 凶悪な敵 被害者意識 愛国心

○国が戦争に向かってつき進み始めた時、まっさきに隠されるのは本当に知るべき情報だ。
 ならば一体どうすれば、それを見極めることが出来るのか。
 過去を振り返り、歴史を検証することが大きな助けとなる。 

○メディアをうのみにしている間に法律が変えられる。国全体が一つの方向に流れる時に、気づかずにいればその代償はあまりにも大きい。国が戦争に向かう時、政府がやろうとしていることに疑問を持つものは「裏切りものになる 

○「経済徴兵制」:イデオロギ−ではなく自己責任で軍に入隊させる→アメリカの戦争を支え続けている。

○テレビや新聞を信じることはこわい。普段は中立だと言っていても、そこに利害がからんだり、政府が戦争を始めようとするときには、メディアはスクラムを組んで団結する。

○スキャンダル報道の裏にある重要ニュ−ス。ワイドショ−的な要素が強いニュ−スがテレビや新聞に繰返し現れた時は要注意。たいていはもっと重要なニュ−スから目をそらせる役割を果たしている。

○どんな人間を世の中に送りだしたいかという問い=どんな未来を望むのかという問い
「この教室には未来の医者、月面探検者、画家、作家、実業界の大物、そしてアメリカ社会が必要とする指導者たちがいる。一人ひとりが皆等しく、この国の将来にとって必要な人なのです・・・」

○「しあわせになりたきゃ選挙に行け」選挙に行かないっていうことは、政治家を動かせる力を自分で弱くしちまってるんだ。社会を変える力を持つのは、いつだってあきらめず投票し続けるグル−プだけだ。

○「選挙と選挙の間こそ本番なのよ。社会を変えるには、ある一時期だけ燃えあがるだけでは駄目なの。毎日の生活の中でその火を絶やさないようにする地道な努力の積みかさねが、ある日大きな結果を出すんだから。」

○教育が人間を育てる種まきだとしたら、すぐに結果がでなくても、その子の中にある善きものが機が熟し花開くのを信じて待つ余裕を、先生や親たちが持てるかどうか。その環境を整えることが、国や行政の役目だろう。競争で追いたて、数字で切り捨て、市民をモノのようにバラバラにする社会では、種は枯れてしまう。

○真実を教えることよりも、それを自分で見つけるやり方を教える方がずっと大切だということを。「待つ」ことの価値が、決して数字で測れない大きなリタ−ンをもたらすことを。

■明日は、統一地方選挙後半戦の投票日。私の住む街では市長と市会議員を選ぶ選挙がある。
 「幸せになりたきゃ選挙に行け」
 「あきらめず種をまき続けましょう。未来を選びとる自由を決して手放さないために。」
そんな言葉を心に留めながら、自らの一票を投じたいと思う。
若者だけでなく、今社会に大きな責任を有している大人たちにも、大切なことを気づかせてくれる一冊である。

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<10+1>の考え方
「大切なことを気づかせてくれる一冊」について タイトルどおり“本質”を見抜くための考え方について、「考え始める」「考えを深める」「間違いを減らす」「世の中を考える」「疑問を抱く」「情報を考える」という4つの切り口から53の項目を紹介している。 ...続きを見る
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2011/04/29 18:45

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