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<<   作成日時 : 2007/04/08 22:28   >>

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画像ショスタコ−ビッチ作曲 
 テノ-ル、バス、児童合唱、混声合唱と交響管弦楽のためのオラトリオ「森の歌」OP81
  
平和の光 いまや明るく輝きて
  自由のこの大地よ ああ!
  われらほめたたえん

  森はふかくしげり ロシアに歌みちる
  とわに はえあれ われらの祖国
  われらたたえよや ああ!   (第七曲:栄光の訳詩より)

「専門的な判りにくい音楽を書かずに、もっと大衆に判りやすい音楽を書け」とソヴィエト音楽の現状を批判し作家たちに再考を促す要求、いわゆる「ジダ−ノフ批判」(1948)に答える形で作曲された(1949初演)。
 歌詞は、ソビィエト詩人として多くの大衆歌にその詩がとりあげられているエフゲニ−・ドルマトフスキ−。当時、ソヴィエト体制のもとですすめられていた大自然改造計画の一環である大規模な植林事業をテ−マにとりあげ、第二次世界大戦による荒廃から復興に起ち上がろうとする国民の建設的な姿を歌い上げた記念碑的な作品である。

 第一曲;戦いの終わった時
 第二曲:祖国を緑化しよう
 第三曲:過去の思い出
 第四曲:ピオネ−ルは木を植える
 第五曲:スタ-リングラ-ド市民は前進する
 第六曲:未来への逍遥
 第七曲:栄光(讃歌)

「私は北部でそだった。だから多分、北部と中央ロシアの美しさは晴ればれした南部のそれよりも、私にはいっそう近く親しい。・・・・りっぱな森、目のとどくかぎりつらなる野、そしてふたたび森、そのゆたかな濃緑色、びっしりまじった枝の天蓋と、厚くて香り高い葉と幹・・・・すでに少年時代から、これらは私の印象であり、記憶であり、たえざる不滅の情熱であった。
 私はいつも夏はゼレノゴルスクから遠くない、カレリア地峡の小住宅ですごした。いきずくような美と荘厳にあふれた森のささやきが、われわれのまわりに何マイルもひろがる。この森のふしぎな音楽はいつも私を酔わせた。私は私の芸術において、人間の知覚のプリズムをとおしてそれを描写し、偉大な創造の過程における力にあふれた作品をつうじ
て、自然のためのことばを発見しようと望んだ。

 政府の森林改造計画は、このテーマをいっそう活力にみちたものにした。私は、私のオラトリオを「森の歌」となづけた。この中で私は単純な描写的なもの、単なる音響の模倣を避けようと試みた。森の詩的な歌を創造することが私の
望みであった。そこでは、自然の環境を征服し、改造しつつある人間の強い声が、何にもまして高らかにひびきわたるだろう。」
  [作曲者ショスタコーヴィッチのことば/
    出典:井上頼豊「ショスタコーヴィッチ」 音楽之友社(1656.1)より]

 ソ連体制の崩壊とともに、この曲の意味合いは大きく変化を迫られたものの、桜井氏らの共訳によって日本語の歌詞から独裁者の名前が消え、祖国ロシアの大自然を讃美した平和で明るい内容の音楽として今も生き続けている。
 数年前(2003)、日本初演(1953京都)から半世紀を迎えるのを記念して、大阪で再演された(指揮:桜井武雄/大阪シンフォニカ−交響楽団)。残念ながら、聞くことはかなわなかったが、その後の音楽評によれば、私たちの知る南河内の児童合唱団も参加し、なかなかの好演だったとのこと。

 ところで私は、この曲を聴いていると、ちょうど私たちが今歌っている<混声合唱のためのカンタ−タ「土の歌」(佐藤眞作曲/大木惇夫作詞)>との共通性を妙に感じる。
ともに大地という自然をテ−マにとりあげ、オ−ケストラ伴奏による7楽章(曲)からなる構成。特に、第二楽章の「祖国の土」と第二曲「祖国を森で覆おう」との共通性を強く感じるのは私一人だけだろうか。
 いずれにしても、いつかオ−ケストラ伴奏で歌ってみたい興味深い曲の一つである。
 もちろん日本語訳で・・・。

 [参 考]
○名曲解説全集 声楽曲W 音楽之友社
○ヴォ−カルスコア− 「森の歌」 井上頼豊・桜井武雄他共訳 音楽之友社
○CDジャケット:ウラディミ-ル・アシュケナ-ジ指揮/ロイヤルフィルハ-モニ-管弦楽団
            /ブライトン・フェスティバル合唱団 POCL-1457
○HP「森の歌」     http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/3968/page056.html

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