遷都1300年を前に・・・
先日、法隆寺に足を運んだ。今まで機会を逸して、この度が初めての訪問になる。
修学旅行生や団体客の一行に混じりながら、初秋の斑鳩の郷の風情を味わった。
思っていたよりも、広々とした伽藍。
なによりも感慨深かったのは、かつて小学校の教科書で習った玉虫厨子をこの目にしたことである。
これも、思い描いていたよりも、高く大きいものであるとを知り、今までの記憶のスイッチを切り替えた。
http://shop.tokyo-shoseki.co.jp/shopap/10003014.htm
「南大門から法隆寺境内に入ると、仁王像がにらむ中門の背後に五重塔と金堂が見える。そこだけ周りと異質な空気が漂っているような、不思議な感覚を覚える。」
(日本仏教美術の黎明展の記事(2004.4/19朝日新聞)より)
確かに私も何かを感じた。それは、以前、韓国の慶州の仏国寺を訪れたときの風景につながるもののようにも感じた。
間近に見上げる五重の塔もなかなか圧巻である。金堂、外観修理中の大講堂、そして大宝蔵院、続いて東大門をくぐり少し歩いて夢殿へと向かった。民家と接する敷地の周囲を歩いていると、過去と現在とが共存している様が伝わってくる。
今まで訪れたことのないことへのいささかの後ろめたさを感じつつも、いにしえの日本に思いを馳せるに絶好の機会となった。境内近くの店で、蕎麦を食し、少しの土産を買い求めて、法隆寺を後にした。
折しも来年は遷都1300年。帰宅後早々、玉虫厨子の物語を手にして、かつて幼き頃の記憶を重ねながら、しばし奈良時代へと思いを馳せた。

本当に美しいものとは ...
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